タンパク質にビタミンC、葉酸まで!?含有率の高い海苔の栄養素

・海苔の栄養素で多いのは?
海藻から作られる海苔の栄養素には何が多いイメージがありますか?海藻だから、食物繊維やミネラルが多いイメージがあるかもしれません。しかし、海苔の栄養素の中で最も多いのは、意外なことに「タンパク質」なのです。

海苔の栄養素の割合は、タンパク質が40%、続いて食物繊維が36%、残りは水分やミネラル、脂質それぞれが10%以下の割合で含まれています。海苔によっては、食物繊維の割合がタンパク質と同程度の40%近くのものや、タンパク質が40%を超えている例もありますが、おおむね「タンパク質と食物繊維がとても豊富な食べ物」と認識してよいでしょう。

このタンパク質40%という数字は、「畑の肉」と呼ばれている大豆に匹敵する含有量です。大豆の栄養素はタンパク質40%、食物繊維30%、脂質21%という内訳なので、同量の海苔で考えると、大豆よりも脂質が少ない分、「低カロリーで高タンパク」ということにもなります。海苔のアミノ酸は良質であることから、1日2枚を目安に食べることが推奨されています。

・海苔の栄養素の2トップ、タンパク質と食物繊維
タンパク質の中でも特に積極的に摂りたいのが「必須アミノ酸」ですが、海苔には9種類の必須アミノ酸全てが含まれています。人間が体内で合成できないタンパク質であり、食べて摂取しなければ筋肉や骨、血液の生成が滞ってしまうのが、必須アミノ酸です。それら9種類全てをカバーできる食品は大変少なく、海苔はとても理想的な食品と言えます。

海苔に含まれる食物繊維は、「糖質」と表記されることもあります。ダイエットの目の敵にされることもある糖質ですが、人間が活動するエネルギーとして必要不可欠なだけでなく、食物繊維は便通を良くするのにとても重要な成分です。お通じが悪いと腸内環境に悪玉菌が増え、腸内環境が悪化して、新陳代謝リズムも崩れてしまいます。結局、痩せにくくなり、体重増加に繋がってしまうのです。

・ビタミンCや葉酸も豊富
ビタミンCは、海苔とあまり結びつかないイメージのある栄養素かもしれません。しかし、100g中の含有量で見た場合、レモンは100mgなのに対し、海苔には210mgと2倍以上のビタミンCが含まれています。ビタミンCは美容成分として肌のバリア・保湿機能を補助しますし、疲労回復の成分としても有名です。

さらに、海苔が食品中でTOPの含有量を誇っているのが葉酸です。妊婦が積極的に摂ることを推奨されている成分で、血液の中に含まれる赤血球の合成に関わっています。

葉酸をあまり摂らずにいると、赤血球が不足して貧血の一因になります。また、核酸合成・DNA形成を助けることから、細胞分裂にも影響があります。この核酸合成、DNA形成を助ける効果があることから、胎児を育む妊婦の妊娠期に特に重要な成分なのです。焼海苔1枚あたりに含まれる葉酸は57μgで、妊婦の推奨摂取量は440μgです。海苔を2枚食べれば、1日に必要な葉酸の1/4をクリアできます。