意外と知らない海苔の栄養素

海苔は栄養が豊富
肉や野菜と違い海苔というのはあまり栄養について考えることも少ないかもしれません。しかし海苔の栄養素は豊富で、特にたんぱく質や食物繊維は豊富に含まれています。タンパク質は筋肉や皮膚を作るのに欠かせない栄養であることはもちろん、代謝や免疫力を高めるためにも必須です。海苔は全体の40%がたんぱく質なので、効率よくこの栄養を摂取できます。たんぱく質に次いで多く含まれているのが食物繊維です。食物繊維は血糖値の上昇を緩やかに抑えたり便通を改善したりする働きがあります。ダイエット中や生活習慣病が気になる人にとっては積極的に摂取していきたい栄養と言えるでしょう。海苔にはこのほかにもビタミンC、鉄分、カルシウム、EPA、βカロテン、タウリンなどの栄養がバランスよく含まれています。また葉酸、ビタミンB12、ヨウ素などの栄養は海苔1枚を食べただけでも充分な量を摂取できるので、これらの栄養を積極的に摂りたい場合にもおすすめです。

食べ過ぎなければヨウ素の摂りすぎも心配ない
海苔の栄養素を語る上でヨウ素の話は欠かせません。海苔はヨウ素を多く含む食材であることから、この栄養素を摂りすぎることで甲状腺機能低下が心配されることが度々あります。甲状腺の機能が低下するとホルモンの分泌の低下、皮膚の乾燥、むくみ、便秘、体重増加や無気力などが心配されるので海苔を食べることにも抵抗が出てきてしまうでしょう。しかしヨウ素は成人で1日3.0gまでと上限量が定められています。この数値分のヨウ素を海苔で摂取するとなると約47枚分となりますから、海苔の食べ過ぎでヨウ素を摂りすぎるというのはあまり現実的な話ではありません。ただ、わかめご飯や昆布の佃煮など、海苔以外のヨウ素を多く含む食材との食べ合わせによって摂り過ぎが起こる可能性はありますから、この点についはよく心得ておかなければなりません。何事も食べる量はほどほどに抑えることが大切です。

同じ海苔でもそれぞれで栄養は違う
同じ海苔でも、焼き海苔や味付け海苔、また韓国海苔それぞれで含まれる栄養は異なります。食卓で最もポピュラーに利用されている焼き海苔は味付け海苔や韓国海苔と比べると低カロリー低糖質で、たんぱく質やカルシウムなどの栄養が多く含まれています。一方で味付け海苔は砂糖や醤油で味付けされていることから糖質の量が高くなるのが特徴です。韓国海苔もまた塩とゴマ油で味付けされているため糖質、脂質、塩分は高くなります。海苔は他の食材と比べて大量に食べるものではありませんからそれぞれの栄養の違いをあまり気にする必要は無いものの、常備して毎日食べるというような場合にはその積み重ねで摂取する栄養なども違いは出てきます。味付け海苔や韓国海苔の糖質、脂質が気になる場合にはこれらをサラダや和え物などに活用して調味料代わりに使ってみるのもおすすめです。いつもの一品がより美味しく食べられるでしょう。