海苔の栄養素を知っておこう

海苔の栄養素とその働き

白いご飯やおにぎり、みそ汁など何にでも合う海苔は、日本人によく好まれる食べ物の一つです。薄くて黒いので、見た感じ、あまり栄養は無いように思いますが、実は「海の野菜」と言われるほど、栄養が豊富に含まれています。海苔は海で養殖され、海からたくさんの栄養を吸収して育ちます。海苔の栄養素について知り、上手に食事に取り入れていくと、手軽に健康維持ができます。

海苔に多く含まれる栄養素をご紹介します。まず、食物繊維です。野菜などに含まれる食物繊維と違って柔らかいため、胃や腸の壁を傷つけることなく穏やかな整腸作用を促します。

2つ目は、ビタミンCです。海苔のビタミンCは熱に強いとされ、調理しても壊れにくいと言われています。

3つ目は、ビタミンB1とB2です。海苔3枚で成人女性の1日分のビタミンB1とB2が摂れると言われているので、食欲がない時や疲れたなと感じた時に食べると良いでしょう。

4つ目は、タンパク質です。タンパク質というと大豆類や肉類をイメージしますが、実は海苔にも多く含まれています。

5つ目は、EPAです。EPAとはイコサペンタエン酸のことで、がん予防効果やコレステロール値を下げる効果があります。

海苔の種類による栄養素の違い

海苔の種類によって、含まれる栄養素が違います。焼き海苔は、乾海苔をさらに乾燥させて焼いただけなので、低糖質、低カロリーです。ダイエット中は焼き海苔がおすすめです。

味付け海苔は、乾海苔をさらに乾燥させた後、味液を塗って乾かしたものです。味付けにしょうゆを使っているので、ナトリウムが比較的多いです。カロリーも、焼き海苔よりは少し高めというところです。

韓国海苔は、ごま油と塩で味付けされています。食べ始めると止まらないおいしさですが、ごま油を使っているので糖質が高めです。そして、ナトリウム量も多めになります。

岩場に自生している岩海苔は、カリウムの含有量が多いです。食物繊維とビタミンKは多いのですが、ビタミンCはあまり多く含まれていません。

海苔1枚に含まれる栄養素の量は

海苔の栄養素としてタンパク質や食物繊維、ビタミンなどが挙げられますが、海苔1枚にどれくらい含まれているのか、イメージしにくいかもしれません。

海苔1枚(板海苔)に含まれる栄養素は、ビタミンAなら、卵1個、にんじん10g、牛乳350ccに含まれる量と同じです。ビタミンB2はいわし1尾と同じ量ですし、鉄分はほうれん草1株とだいたい同じと言われています。板海苔1枚でこれだけの栄養素が含まれていると考えれば、いかに栄養価の高い食品であるかが実感できるはずです。

海苔は、1日2枚(板海苔)が適量とされています。海苔を食べ過ぎるとヨウ素の過剰摂取になるのではと心配されることもあるのですが、海苔でヨウ素が過剰摂取になるのは1日に47枚以上食べた場合です。現実には47枚も食べることはないでしょうから、過剰摂取を心配する必要はないでしょう。