海苔は見た目には栄養がなさそうですが、実は良質なたんぱく質や食物繊維などが多く含まれています。しかも、手軽で調理しなくてもすぐに食べることができます。海苔の栄養素にはどのようなものがあり、どんな効果があるのでしょうか。
・海苔の栄養素と効果
海苔の栄養素には、たんぱく質が多く含まれています。たんぱく質は筋肉や皮膚の構成、免疫力アップに重要な栄養素です。海苔の40%はたんぱく質で、これは大豆より多い数値になります。必須アミノ酸を全て含んでおり、良質なアミノ酸でできています。
次に多く含まれているのが、食物繊維です。海苔の成分の30%を占める食物繊維は、血糖値の上昇を緩やかにしたり、便通を改善させる効果があり、ダイエットだけではなく、生活習慣病の方などにはお勧めの食品です。また、海苔の食物繊維は野菜などの食物繊維よりも柔らかく、胃壁や腸壁にも優しいという特徴があります。
更に注目すべき成分は、ポルフィランという海苔の細胞を保護する、水溶性の食物繊維です。わかめなどにはポルフィランは含まれず、海苔の糖質の80%がポルフィランでできています。ポルフィランは保湿力に優れているので、化粧水などに利用されています。また、ビタミンCも含まれています。
ビタミンCと言えば、レモンを想像される方も多いですが、レモン100g中のビタミンCが100mgなのに対し、海苔は210mgと、レモンの倍以上のビタミンCが含まれています。ビタミンCは美肌効果やストレスに効果があります。また、ビタミンCの弱点は熱に弱い事ですが、海苔のビタミンCは強く、調理によって栄養素が壊れません。
他にも、葉酸が含まれており、葉酸は水溶性ビタミンで、貧血予防や妊婦や胎児、成長期の子供に必要です。ホウレンソウやモロヘイヤなどにも含まれますが、海苔は面倒な下ごしらえをせずに食べることができます。また、海苔一枚で成人が一日に必要な量の4分の1をとる事ができます。
また、ビタミンB12も含まれています。ビタミンB12は葉酸と一緒に、貧血予防に役立ち、DNAの生成を助けてくれます。海苔一枚で、一日に必要な量の4分の3がとれます。
EPA(イコサペンタエン酸)という栄養素も含まれ、これは今注目の栄養素で、悪玉コレステロールを減少させたり、中性脂肪を減少させたりする効果があると言われ、生活習慣病の予防に適しています。
そしてヨウ素も含まれており、これは子供の成長や新陳代謝を促す甲状腺ホルモンを作る栄養素です。海苔一枚で、一日に必要な量の3分の2をとる事ができます。
・焼き海苔と、味付け海苔の栄養素の違い
食卓に主に並ぶ海苔としては、焼き海苔と味付け海苔があります。焼き海苔は低カロリーで低糖質、様々な栄養素が多く含まれています。味付け海苔は醤油や砂糖で味を付けているので、焼き海苔と比べると糖質や塩分量が高くなってしまいます。
しかし、味付け海苔に含まれる塩分量は、思った程多くはありません。塩分や糖質が気になる方は、焼き海苔をお勧めします。また、焼き海苔は味が付けられていない為、スープやサラダなど他の食品との組み合わせがしやすいです。
・生活習慣病・肥満予防に、海苔を取り入れましょう
先に述べたように、海苔の栄養素は、生活習慣病予防や肥満予防など様々な事に効果があります。更には海苔を分解できるだけの腸内細菌は、日本人だけが持っています。海苔は手軽に食べられると言う利点もあり、面倒な調理も必要ありません。また、お味噌汁やサラダなど、様々なお料理にも使えます。海苔を食べて、美味しく健康になりましょう。
