海苔は「海の野菜」と呼ばれています。海苔は海の中にある栄養分をしっかりと吸収して、成長していくからです。海苔の栄養素と効果・効能には、どの様なものがあるのでしょうか。様々な栄養素を含む、低カロリーで低糖質な焼き海苔を例に挙げてみましょう。
・海苔の栄養素と効果・効能
海苔の栄養素の4割はたんぱく質で構成されるほど、海苔には多くのたんぱく質が含まれています。たんぱく質は筋肉を作る上で重要な栄養素の1つです。必須アミノ酸9種を含んだ良質なたんぱく質です。また、葉酸が含まれています。葉酸は、水溶性のビタミンの1つで、DNAなどの合成に関わっています。細胞の再生や生産を助けてくれます。貧血の対策や胎児の成長に重要です。
他にも、ビタミンAが含まれ、ビタミンAは、皮膚や目の健康に役立ち、抵抗力を高めます。神経を正常に働かせ、気分を安定させます。また、海苔にはビタミンAの一種である、レチノールが含まれており、これは発がん物質を遠のける働きもあると言われています。
ビタミンBも含まれ、ビタミンBは葉酸の他にB1・B2があり、これらは糖質をエネルギーに変えるときに必要になります。
そして、ビタミンCも含まれます。ビタミンCは免疫力を高めたり、コラーゲン生成に必要です。また、非ヘム鉄の吸収を助けます。血管や骨、肌などを健康に保ちます。鉄も海苔の栄養素の1つです。貧血対策に役立つ鉄ですが、海苔に含まれる鉄は非ヘム鉄で吸収率が低めです。しかし、海苔に含まれるビタミンCが吸収を助け、効率的にとる事ができます。
また、ヨウ素も含み、基礎代謝を維持したり、促進させたりします。生殖や体の成長に影響しますが、過剰にとると甲状腺ホルモンの分泌が低下したり、筋力が落ちたり、体重が減ったりするなどの悪い影響もあります。
そして、食物繊維も海苔には多く含まれています。食物繊維は、便秘の改善や腸内善玉菌の栄養源となり、増殖をサポートします。より腸内環境を良くしたいのであれば、チーズやキムチなどの発酵食品と一緒に食べると、効果が上がります。また、発がん物質の排出や大腸がん予防効果も期待できます。
・疲労回復・生活習慣病予防にも効果がある海苔
海苔の栄養素には、生活習慣病予防や、疲労回復などの効果がある栄養素も含まれています。海苔に含まれる、EPA(イコサペンタエン酸)は、人間が体内で合成できない脂肪酸、必須脂肪酸の一種で免疫反応を調節し、血液が固まるのを抑え、血流をスムーズにさせます。更にはコレステロール値や中性脂肪を下げたり、悪玉コレステロールを抑制したりと、様々な効果が期待できます。
また、タウリンが含まれています。タウリンは牡蠣などに含まれる、アミノ酸の一種です。疲労回復や動脈硬化、血管障害や心疾患、心筋梗塞の予防にも効果が期待されています。また、肝臓の働きを活発にし、糖尿病予防や白内障、慢性肝炎などの予防にも効果が期待できます。
・日々に食事に海苔を取り入れましょう
この他にも、海苔の栄養素はたくさんあります。食事で様々な栄養素をとる場合、調理や下ごしらえに時間が掛かりますが、海苔は手軽に調理をせずに、食べることができます。また、ビタミンCのように加熱により壊れる栄養素もありますが、海苔は加熱しなくても食べることができます。また、組み合わせることで更に良い効果が出る食品もあります。生活習慣病予防の為にも、美味しく海苔を食べましょう。
