「こんなに薄いのに栄養なんてあるの?」と疑問に思うかもしれませんが、実は、海苔はとても栄養豊富な食材なんです。日本人の食生活のみならず、健康維持にも必要不可欠なスーパーフードです。1日に2枚食べれば健康を維持できると言われているので、毎日の食事にプラスして毎日を健康に、元気に過ごしましょう。
たんぱく質豊富な海のお肉
海苔は全体の40%がたんぱく質でできているため、海のお肉と呼ばれています。海苔100gあたりのたんぱく質の含有量は、大豆よりも豊富です。海苔に含まれているたんぱく質は、良質な必須アミノ酸9種類からできています。アミノ酸のほとんどは体内で合成できますが、海苔の栄養素である9種類の必須アミノ酸は、すべて体内では合成できず、食事から摂る必要があります。つまり、サプリメントに頼らなくても海苔を食べるだけで必須アミノ酸9種類すべてを補給できるのです。海苔に含まれる必須アミノ酸には筋肉を修復する効果があります。また、美肌効果や育毛効果もあります。さらに、海苔に含まれる必須アミノ酸の1つのスレオニンには、脂肪肝を予防する効果や髪の毛の潤いを保つ効果が。トリプトファンは、幸せホルモンのセロトニンや、心身をリラックスさせる快眠ホルモンのメラトニンの生成に役立ちます。
食物繊維豊富で便秘防止
海苔の栄養素の2つめは食物繊維です。海苔に含まれる食物繊維量は、全体の36%で、たんぱく質に次いで2番目に多い栄養素です。海苔に含まれる水溶性食物繊維は、便を柔らかくする作用があり、便秘を改善します。また、腸内のコレステロールや有害物質を吸着し、排出するのを助けます。さらに、腸内の善玉菌のエサとなって腸内環境も改善しますし、糖質や脂質の吸収を緩やかにして血糖値や中性脂肪が上昇するのを防ぐ効果もあります。便秘改善効果があり、デトックス効果もあるので、海苔はダイエット食としても優秀です。生活習慣病やがんの予防にもつながるので、日々の食事に積極的に取り入れたい食材です。糖質、脂質の吸収を抑えるので、おにぎりに巻いたり、ラーメンにトッピングするのは理にかなっています。
EPAで血液サラサラ!中性脂肪をノックアウト
海苔には、ほかの植物には含まれていないEPAも含まれています。海苔100g中にはEPAが1.2g含まれています。EPAはエイコサペンタエン酸の略で、主にさば、あじなどの青魚に含まれている必須脂肪酸です。健康を維持するのには欠かせない栄養素で、必須アミノ酸と同様に食事から摂る必要があります。EPAには、血液をサラサラにしたり、中性脂肪値を下げて血管を若返らせる効果があります。他にも、糖尿病、心臓病、脳梗塞などのリスクを低下させる効果も期待されています。とはいえ、海苔に含まれているEPAの量は青魚ほど多くないので、焼き魚や煮魚などと一緒に海苔を食べると、相性もいいですし、EPAもしっかり補給できます。
