焼き海苔ができるまで
海苔には焼き海苔や味付け海苔などがありますが、これらの海苔ができるまでの工程はご存じでしょうか。海苔の養殖を行っている漁家が焼き海苔や味付け海苔を作っているわけではありません。
漁家は、乾海苔の段階まで加工して出荷します。入札で落札された乾海苔は、工場で加工されます。焼き海苔は乾海苔を焼けば良いのではと思いがちですが、乾海苔には水分が7%から13%ほど含まれていて、このまま焼き海苔にすることはできません。
工場で火入れ作業を行って水分を3%くらいまでにし、乾燥機に入れてさらに乾かします。乾燥時間は、海苔の品質に合わせて調整することになっています。
焼き海苔の加工は機械で行うことがほとんどです。焼き加工する前に、海苔に付いた異物(藁ごみやエビなど)や、海苔の形(カケや破れ、穴あきなど)を選別する機械に通し、チェックしています。
焼き海苔は専用の焼き釜を通して焼くのですが、焼き色や品質もチェックしながら行います。焼き色は熟練したスタッフが目視し、さらに破れや異物が残っていないかもチェックしています。そして、袋詰め作業が行われ、焼き海苔の完成です。
味付け海苔ができるまで
白いご飯に味付け海苔があれば、おかずはいらないくらいです。そんな味付け海苔ができるまでの工程も知っておきましょう。
味付け海苔は焼き海苔と同じように工場で火入れ作業が行われ、水分を少なくして乾燥させます。そして、焼き海苔と同じように機械で加工していきます。海苔を焼いた後、味付けする味液をしみ込ませたローラーの間を海苔が通り、味を付けます。
海苔全体に味液を付けたら、乾燥機を通して乾かします。味液がムラなく塗布されているかなどもスタッフが目視でチェックし、一番良い状態で出荷できるように厳しく管理しています。
卓上用海苔の加工方法
ここまで、焼き海苔と味付け海苔ができるまでをご紹介しましたが、このでき上がった海苔は大きいサイズのままです。家庭の食卓でよく食べられている卓上用の海苔は、どのようにして作られるのでしょうか。
味付けが終わり、乾燥させた海苔は、さらに裁断機を通してカットされます。機械で自動でカットし、袋詰め、または容器に詰めて、卓上用の海苔が完成します。封をした後も、ウエイトチェッカーで重さや海苔の枚数の不良がないかなどをチェックし、さらに金属探知機で異物が混入していないかも厳しくチェックされています。
最終の検品は、人による目視です。どの工程でもチェックはされており、品質には問題がない商品が流れてきているのですが、小さなクレームもなくすよう、商品作りが行われています。安定した良い製品を供給するために、加工工場では徹底した品質管理が行われているので、安心して食べることができます。
せっかく良質の海苔ができても加工で失敗しては、せっかくの海苔を台無しにしてしまいます。でき上がった製品を温度管理がしっかりなされた倉庫で保管することで、いつでも良質の海苔が供給可能となっています。
