海苔の種類はアマノリだけではない!
日本で食用とされているのは主にアマノリですが、海苔の種類には他にも、エゴノリ、オゴノリやアオノリなどがあります。
エゴノリは、日本海側で多く獲れる海苔です。色は赤く、糸状で、他の海藻に絡みついて育ちます。エゴノリはミネラルやカルシウムを多く含み、ビタミンB12やビタミンKなども含まれています。
オゴノリは、岩盤上に見られる海苔です。寒天の原料になったり、刺身のツマとして使用されたりします。新鮮なオゴノリには、食べると中毒を起こす可能性のある成分が含まれているので、天然ものを食べる時には注意が必要です。市販されているオゴノリはアルカリで処理しているので、中毒の心配はありません。
アオノリには、スジアオノリやウスバアオノリ、ヒラアオノリなどがあります。スジアオノリは、淡水と海水が混じりあう場所、あるいは海で成長します。アオノリの中でも高級です。
ウスバアオノリは、葉っぱのような形をしていて、膜状です。ヒラアオノリは、スジアオノリと似ていますが、基部が枝分かれしていて、上に行くほど太くなります。ウスバアオノリやヒラアオノリは、ふりかけなどに使用されることもあります。
アオノリとアオサは別物
アオノリに似た海藻に、アオサがあります。アオノリもアオサも、アオサ科のアオサ属に含まれていますが、アオサは質感がしっかりとしていて、乾燥させると、平べったいフレーク状になります。口の中に入れても溶けにくいので、歯についてしまうことが多いです。アオノリは、乾燥させると粉状になって、口当たりも柔らかいです。アオサよりも香り高く、値段も高くなっています。
ポテトチップスには、安価なアオサを使っているものがあります。あるいは、アオサとアオノリの両方を使用しているものもあります。
アオサは、スープやみそ汁の具に使用したり、かき揚げを作る時に混ぜたりすると、食感を楽しめます。アオノリは、磯辺揚げの衣に混ぜたり、お茶漬けの時にふりかけたりなどして食べると、香りを楽しむことができます。
岩ノリとは
海苔の種類の中に、岩ノリがあります。岩ノリは、アマノリの中でも、波をかぶる岩場に生息するものを指します。岩ノリに分類されるのは、ウップルイノリやスサビノリなどです。養殖されている海苔と比べると、香りや旨味、歯ごたえがあるのが特長です。島根県や能登の岩ノリがよく知られています。岩ノリは地方によって、ユキノリやボタノリ、メノリと呼ばれることもあります。
岩ノリは、12月から2月にかけて採取します。寒中に採ったものは、最も香りが高いと言われています。採取する時には、根元を残して採取します。その後、根元からまた、再生してくるので、シーズン中に3~4回ほど採取が可能です。
岩ノリの採取は干潮時に行いますが、採取にも時間がかかるので、一度に大量に採ることができません。たいへん希少な海苔となっています。
岩ノリは「岩ノリの佃煮」として販売されることがありますが、100%岩ノリを使用していないと「岩ノリ」と表示できません。他の海藻を混ぜている場合は、「岩ノリ入り」のように表示されます。
